ヴォカリーズと第九 [音楽]
ラフマニノフの〝ヴォカリーズ〟。心が痛むような、悲しみの表れた旋律。
あらたまって聴いているわけではないけれど、時々この旋律が頭の中を駆けめぐります。ピアノソロ用に何人ものピアニストが編曲をしています。どれも弾いてみるのですが、少々やりすぎの感じがして原曲そのままのほうが耳に優しいです。
一番シンプルな編曲版はどれかしら?と楽譜と向き合うのですが、ピアノの音では〝ヴォカリーズ〟の色が濃くなってしまうような気がします。私がもっと勉強すればいいのかぁ・・・
ベートーベンの交響曲もフランツ・リストがピアノ用に編曲しています。しかし、どの交響曲もやっぱりオーケストラの演奏ではないと素晴らしさが出ないと思います。編曲をすることはとても大変な事ですし、その発想も凡人では難しすぎます。
偉大な作曲家・演奏家が編曲に取り組む時、作曲の技術もあり、その上演奏技術もあってのことでしょう。自身で演奏して納得して編曲をされているのでしょうから。
ベートーベンが第九のリスト・編曲版をどう思うでしょうか???
私はベートーベンに限らず交響曲は本当に大好きですが、このリスト編曲の第九はちょっと許せません。どんなに表現しても「合唱」の代わりはピアノにのらないです。乗り切れません!
合唱部分があってこそ第九ですよね!人間の声に心を揺さぶられるよう作曲したベートーベンの考えはどこへ行ったのかしら?と編曲版の譜面を見ていると弾く気になれません・・・ごめんなさい、リストさん。
今宵はベートーベン氏と語ってみようと思います。
私、頭がおかしくなっちゃったかしら?????
ハイリゲンシュタットにて面会した時のショット!
「こんにちは!やっとお会い出来ましたね。」
「よく来たね^^」 まさかっ。。。
先日はご訪問&コメント&nice!ありがとうございました♪
ベートーベン氏とお話し出来るんですか!(笑)
by ハム子 (2007-12-08 00:33)
ハム子様
出来るかもしれません、ピアノがあるとですが・・・
しかし、「ハム子」さんのニックネームは「おいしいハム」食べたくなります^^; すみません、言いたいこといって・・・
また、訪問させていただきますね(*^_^*)
by ake_i (2007-12-08 00:43)
イメージして「こういうのが」って思うことがありますよね。ここはこうあって欲しい、もう少し優しく…。演奏はたくさんの種類があるので自分が期待するものを求めて色々と聴きあさりますが、好きな曲ほど求めるものも多くなる気が゜します。それで、また興味が深まり…、無限螺旋状態(笑)。
ラフマニノフの〝ヴォカリーズ〟、ake_iさんのオリジナル作られるのもありですか? 言うのは易しいですけど・・・。
やはり、交響曲は交響楽団が演奏しないとダメとは思いますけど、その曲をオケなしで、紹介、聴いてもらえる楽器は、やはりピアノしかないような気がします。ピアノって楽器は偉大なり ^^
by ぼるふがんぐ (2007-12-08 08:07)
ぼるふがんぐさんへ
〝ヴォカリーズ〟昨年、ピアノ編曲試みました。
以前にバロック期の作曲家のオルガン曲をピアノ用に少々編曲して演奏会で弾いてみましたが、とても面白かったです。これは結構弾きました。
ラフマニノフは原曲の音がすでに多く、旋律の調性も移り変わりがありなかなか人まねではない編曲が難しいです。
いつか完成したらいいな・・・というところです^^;
by ake_i (2007-12-08 10:33)
きっと、演奏家は楽器を通して作曲家とすごい対話をしておられるのでしょうね。
ヴォカリーズの旋律は、時々口ずさんでいることがあります。
初めて聴いたのは、ゲリー・カーさんのコントラバスでした。
それ以来この曲の虜です・・・
by こんとらばっそ (2007-12-08 14:03)
こんとらばっそ様
対話しております^^;
ピアノを弾いていない時も眠っている以外は・・・
鍵盤が目の前にあると安心しますよ!
コントラバスの「ヴォカリーズ」・・・聴いたことがありませんでした。
とっても興味が湧きました。
さがしてみます!有難うございます^^
by ake_i (2007-12-08 18:56)
ラフマニノフの音楽は最高です。
by (2007-12-23 00:05)
cfp様
ラフマニノフの作品を聴いていると、大陸を感じます。ロシアの・・・
そして彼の精神状態が伝わってきます。
たまらないですね。
by ake_i (2007-12-23 15:20)