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ガーデニング~《ジョイハート》引っ越し [バラ]



 朝、8時。これより一時間ほど前に起床するが、朝食の準備や軽く清掃などしてもまだ頭がぼんやりしている時間。要するに、眠い。
 庭の手入れも夏とは違い肌寒くなってくると植物も活動のスピードをゆるめる。朝、8時過ぎに鉢植えの植物に水をやり、あたりを見回す。夏のころよりも雑草は少ない。ところが、天気が良いと庭作業を始めたくなり、まして雑草を見るとむしり取りたくなる。毎日、そうしたいわけではないが、精神が安定していない時や難しい仕事を目前に控えそれに使う時間が長い日々が続くとストレス発散の必要がある。眠気覚ましとストレス発散のために時々草取りを行う。ストレスはそんなに簡単に除去できるわけではないけれど、庭のちょっとした草取り作業で結構気分がすっきりするものである。
 
 よく女性はストレスがたまると、ショッピングや友人とおしゃべりしながらお食事などするようだが、私はこの静かな住宅地に住むようになってからめっきり人ごみや騒音が苦手になった。よって、あえて車に乗ってショッピング等、出かけることはなどは最低限の行動となっている。出不精になったわけではないが、そう細々した買い物でストレスが発散できなくなった。そういった方法がつまらなくなってきた。
 その代り、どうしてもむしゃくしゃするときは、草取りを時間制限ありで始める。
 30分と決めて草取りを始めるのだが、どうも始めると次から次へと気になり止まらなくなる。そんなに草が生い茂っているわけではないが、細かい雑草の存在が気になり始めると大変。恐らく、ガーデニングが趣味でない方も同じような気分になることがあるのではないかと思う。
 くっきりと時間のけじめをつけないと本業に影響するから、草取り作業をするときには意思を固く持って行うことにしている。
 
 我が家の庭の生垣のほとんどがバラ。庭の中央はレンガで囲いハーブ園とした。そこにミニバラではあるが、濃いピンクの《ジョイハート》を昨年、地植えにした。ミニバラは地植えにするといつも失敗していたので、勇気がいったがこのバラはとても丈夫で少々虫にやられてもピンピンしている。雨水の跳ね上がりが多くてもなんの心配もいらないくらい元気なバラ。ハーブ達に囲まれこの夏また一回り大きく成長した。
 バラを始めたときに、大輪や中輪と合わせて何種類かのミニバラを購入したが、大きくなってきたと思い地植えにするとたちまち病気や虫にやられてしまいほとんど全滅した経験がある。それからはミニバラは鉢植えのまま育てようと決心した。が、この《ジョイハート》は生命力の強さを感じ、地植えにした。

 先週、鉢バラで育ててきた他のミニバラをすべて生垣に地植えした。メジャーな品種の、《シルクレッド》と珍しい品種の《コルダナ》それぞれ二鉢づつ、計4株。東南の角の東側に一列、ミニバラコーナーとした。その《シルクレッド》二株と《コルダナ》二株の間に、すでにハーブ園に植えてあった《ジョイハート》一株を引っ越しし、五株のミニバラ。結果、東側には大輪の《タイムレス》と同じく大輪の《ハーモニー》《ブラックディー》に今回のミニバラ列を作り完全にバラの生垣となった。
 
 ある時、地元のお肉屋さんにバラの話をした。そのご主人は「バラはやったことあるけど、なにしろ棘が痛くてさ・・・泥棒よけには良いかもしれないけど、自分が先に傷だらけになっちゃうからやめたよ・・・」
 我が家は、その泥棒よけ対策として始めたわけではないが、ますます成長するバラたちの棘に家族が被害という被害を受けたことはまだない。冬、開花はお休みしほとんどの葉が落ち多少淋しい家の周りだが、バラの棘はその時期でもしっかり存在している。今後、我が家の強力な防犯手段となってくれることを祈る。
 
 誤解があるとならないのでもう一度書いておくが、毎日草むしりが必要なくらいストレスはない。窓から眺める庭を見ているだけでも心が爽快になる。
 しかし先日、私自身多忙を極めていた時に母に会うことがあった。別れ際、母がにこやかに私に言った言葉。
      【 花には水を・・・!
              人には愛を・・・♪♪♪  】


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