ピアノの講座 [ピアノ]
もう何度依頼され演奏したか記憶が薄いけれど今年も引き受けることにした。(昨秋に決めたこと)
市民生活の向上をめざして社会教育の一環という目的らしい。
こういった小さな仕事でも準備は何か月もかかる。
今まではフルプログラムで弾いてきた。内容は名曲やよく知られている曲も相当数弾いて、自分でももうこの域は脱しないと面白さがないと考えた。
すごーーーーい、考えた今回の講座内容を少しだけバラす(笑)
ピアノを弾く仕事の表面は、素敵ね~、とか良い曲ね~、とか感動したわ~・・・と嬉しい言葉を頂くのだけれど、そこまでの時間(生まれてから今までの練習の積み重ね)がどういうものだったのか。
これも知ってもらって良いのだという発想。
今、バッハのシンフォニアやチェルニーのあれこれ練習曲、そしてモシュコフスキーというショパンにつながる練習曲、そしてショパンの練習曲等ピアノの勉強のプロセスに必須なものを10代を振り返りながら弾いている。そしてこれをただ聴衆の前で演じるのではなく、この練習曲は何を目的としているのかという説明をしながら弾くつもり。
そして〆の作品にベートーベンのピアノソナタ「告別」を選んだ。
ベートーベンのピアノソナタは「悲愴」「月光」「熱情」・・・とタイトルのついた人気の曲があるけれど、これらも散々弾いてきた。ベートーベンといったら上記の作品ばかりではないということも知ってもらいために選んだ作品。
今回の講座名を提出する際、演奏曲目等のプログラム的なものは排除しタイトルのみにして欲しいと伝えたら了承を得、≪ピアノ練習の「いろは」からベートーベン「告別」まで≫と決定。
恐らく一曲ごとにお話を含めて演奏すると予定時間をオーバーしそうな予感。
ホールではなく講堂のようなところで弾くのでお客様の顔色をうかがいながら、進めていくつもり。
練習やいろいろと調べる時間がもっとたっぷりと確保できるとこういう仕事も楽しいのだけれどな~。
子供の頃はよく母親とオーケストラや室内楽、ピアノ、声楽といった演奏会に出かけた。
よく覚えている。毎月のようになんとか文化会館というところに夜になると出かけた。
今は子供たちや人々は演奏会に気軽に行かないのだろうな。そもそも私の住んでいる市ではほとんどクラシックのコンサートが開催されない。本当のところ、来場する客が少なすぎて主催者がほとほと困っている事情も知っている。淋しい時代になったな。
ake_i ♪
2014-06-04 09:21
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コメント(8)
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この日、結婚記念日なので
ジョンティでディナーしてくるね^^
ake_iさんの弾く曲を想像しながら美味しいもの食べる!
小さい頃、クラシックコンサートって
行ったことなかったです。
せいぜい自分たちが出るエレクトーンの発表会(^^;
by リュカ (2014-06-04 12:17)
暫くぶりに楽譜を見ました^^;ピアノのお稽古をしていたころが懐かしいです。
習っていたときは兎に角深くは考えず、言われるままに練習曲をこなしていたような覚えがありますが
練習曲の意味とかを聞いていたらもっと違ったいたかもしれないなと思います。
こういう企画って私が住んでいるところにもあったのかな?^^
by kuwachan (2014-06-04 12:21)
小さいころ、身内にピアニストがいたので
よくコンサート伺ってました!
by お茶屋 (2014-06-04 12:59)
☆リュカさま
ほほぉ!!!結婚記念日!(^^)!
ジョンティでめいっぱい美味しいものでお祝いしてね。
私はこの日は朝からこのことで缶詰ですわ。
私の両親はジャンルは違うものの二人とも音楽が好き。いつも家の中も外でも音楽がそばにあったような気がする。母と一緒に行ったコンサートで一番印象に残ってるのが室内楽だったの。その頃は音楽の仕事をしようなんて思ってなくて・・・(笑)
☆kuwachanさま
kuwachan、すごいな~。言われるままに練習曲をこなして!!!って、私は練習曲が大っ嫌いだったよ@@;なのでサッサと練習曲の時代を終わらしてしまおうってヘンな子でした。練習曲のもつ意味は一つ一つ深い意味があるのです。それと練習曲って今となって弾いてみると音楽的に聴こえるから不思議。今回はその中でもメジャーなものを選んでます。恐らく聴衆の中には他の楽器を趣味でされている方も多いかと思うので、楽器全般での意味も含めて練習曲の面白さを!!と構成中です。
こういう企画は恐らくあまりないと思います。あったら私も行っていたと思うし(笑)
☆お茶屋さま
おおおお、
お茶屋さんもコンサートに沢山行かれていたのですね!(^^)!すばらしい☆
by ake_i (2014-06-04 17:27)
世の中、クラシック離れしてますものね。
私はピアノは習っていたけど、聞くのはからっきし。
クラシックとは違うかもしれないけど、元旦那が吹奏楽にドハマリしていて、家庭も
仕事もないがしろにしている状態で、かなり嫌気がさしてしまって、以来、余計と、
離れてしまいました(:_;)
by ChatBleu (2014-06-04 20:46)
表現者として、このようなアウトリーチは
大切な仕事のひとつだと思います。
いいものができあがりますように。
by ligia (2014-06-04 21:11)
私のように聴く側とは違って奏でる側は大変だと思います。
コンサートに興味がない人が増えているのではなくて、その余裕がない人が増えているのかもしれないですね。
by kou (2014-06-04 21:58)
☆ChatBleuさま
あららら。
そういうことがあったのですね><
一緒に住むっていろいろとありますから・・・・。
私はかろうじて仕事がこれなんで、この仕事を続けられない限りは何も起こらないのですよ。
☆ligiaさま
力強いコメントを有り難く読みました。ありがとうございます^^
思い切った内容だと思いますが、今の自分は何を伝えていきたいかと常に常に考えてます。
やりたくないことを強要されて、良い作品、内容は仕上がらないですからね。
自分の中の栄養素と作品たちへの強い愛情がある限りは良いものを作る努力をします。
☆kouさま
それ、よく理解します。
余裕!
確かに!!ですよ。
お子さんがいらっしゃるご家庭でも塾や習いごととかで出費は相当なものです。逆に、演奏する立場の人間も生活がかかっているのに赤字は出せない。
という私もこういった仕事はほぼボランティアです。まぁ、良い仕事が出来なければ仕事はきませんから(笑)次は割烹でもやりますよ。\(◎o◎)/!♪
by ake_i (2014-06-04 22:53)