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リオサンバ [バラ]

                                
                                 11月1日 リオサンバのつぼみ

  秋バラを楽しむのももうそろそろ終わりかしら・・・と感じるくらい朝晩は冬の到来を感じさせる。
一年たつのは早いなと思う。あっという間にもう11月が始まり中旬の仕事の支度に本腰を入れなければと少々焦る。

 昨年の11月23日勤労感謝の日、普段はラケットを持つことがない私がふと思いついて主人にバトミントンをやろうと提案した。まだしっかりと記憶がある。その日、お昼を豪勢に房総の活寿司を食べカニ汁を頂き、日本エアロビクスセンターに向かい3階のバトミントンコートをレンタルした。特別に何の気構えもなく主人を相手にバトミントンを始めた。なんといってもバトミントンやテニス、バスケット、こんな球技も学生時代から大人になるまで結構やっていた。結婚してから、主人がテニス大好きで休日ごとにテニスコートに行っている様子を見るたびに「練習がなければ私もやりたい・・・!!」と常々思っていた。
 ピアノを舞台で弾くようになりその時間が取れなかったこの何十年の集大成。さぁやるぞ!!!と頑張ってしまった。球技で怪我をしたことがないので何も恐れ知らず、私には無縁の怪我と自負。
 が、しかし・・・30分バトミントンをして室内コートだったためかとても汗をかき少々休憩。それからコートチェンジをして、再開したその直後、右足で飛んでくる羽を撃ち返そうと踏み込んだとき信じられないことが起きた。

 スローモーションのように右膝の深部が折れ曲がるのが自分でわかった。座ろうとしなくても体が勝手に床に倒れた。もう何が起きたのか自覚した。
 「とにかく痛い!普通じゃない!」
 単なる捻挫とかひねりではないことがよくわかった。
 ひとこと、「激痛・・・」

 たった1秒か2秒の間の出来事。それなのに膝が折れ曲がる瞬間が30秒くらいかかったような感じがした。
 エアロビクスセンターのスタッフにいろいろご面倒をかけて休日なので救急病院に連絡してもらい、車いすで駐車場まで運んでもらった。運んでもらっている最中、私はスポーツインストラクターのスタッフの方に「これ一体どうなっちゃったんでしょうね?」と言うと「骨が出っ張っていないから大々的な骨折ではないと思いますが、ひびが入ったか、あるいは靭帯損傷ではないかと・・・・・云々」「・・・・」痛くて言葉にならなくなった。でもあまりにも痛くて膝をほんの少しでも動かすと足がもぎれて取れてしまいそうなくらい激痛。「ごめんなさいね、こんなに騒いで・・・こんな風になっちゃった会員の方っています?」と尋ねると「あぁ、いますいます。会社の慰労会なんかでいらっしゃる方の中で普段運動をされていない方が大勢の方々とスポーツ大会に参加されると結構、骨折とかされる方いますよ!」 ギャフン・・・・・落ち込んだ。
 
 少し離れた外科の病院に主人の運転で到着すると、そこには休日ならではの光景か、外科的処置の必要な患者さんが大勢いた。記憶では病院に到着したのが午後の3時すぎ。看護師さんにあれこれ聞かれ、レントゲンやらCTをさんざん撮られた。レントゲンでは多方向の写真が必要らしく激痛だと話しているのに技師は「ちょっとだけ我慢してくださいね」などと赤ちゃんに話すように言い聞かせ右足をあっちこっちに移動させ撮影する。もうどうでもいいから鎮痛剤とか欲しいと言っても「先生に診てもらうまで少しお待ちくださいね」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・延々4時間。診察室の前の長いすに座って私の右足を支えている主人も居眠りが始まった。私は車いすに座らせられているが、どうにもならない痛さで泣きたくなった。
 とうとう午後の7時過ぎ、診察室に入れた。
 「十字靭帯損傷です。」
「はぁ????もう一度言ってください」
「じゅうじじんたい、そんしょうです」
「何ですかそれは?」
「これはただの靭帯損傷とは違いこういった個人の病院では処置できません。千葉大の医学部か川鉄のスポーツ整形に行って手術をしなければ一生歩けなくなります。したがって本日は痛み止めの処方と固定だけとなります。」
 ひたすら降参。ショックで目の前が真っ暗になった。使ったことのない松葉杖を借り、座薬と紹介状を受け取り帰宅した。座薬は病院を出る時に使用した。看護師さんが「おうちに着くころには痛くなくなりますよ。」・・・・・・ほんとか?

 翌日、川鉄のスポーツ整形に行った。MRI検査。しかし、結果が判明するまで一週間かかる。その医師もMRIの結果を見なければなんとも言えないが手術をするしないにしても完治するまで2~3か月はかかります。と・・・・・・

 こうして思い出して書いていると本当に一年は早い。それもそのはず、今年の1月まで足が普通でなかったのだから。
 その怪我の直後から庭の手入れが出来ないため主人に出勤前に最低限の手入れをお願いしていた。そして庭を眺めると冬なのにリオサンバが元気に咲き続けていた。

 11月1日にリオサンバのつぼみが立派に膨らみ、3日の演奏会が終わり自宅に戻り疲労を感じていた昨日、主人が「リオサンバが立派に咲いてるよ!」と話していた。さすがに昨日は写真を撮る元気がなかったが今日、リオサンバを見るとまぁ立派立派!!!!

 しかし、これからも秋のリオサンバを見るとあの痛みを思い出すのだろうか・・・・・
今は、普通にバリバリ歩けるのだから、痛かったあの冬にリオサンバが元気づけてくれたこと。そして淋しくなる冬の庭と暗い私の気持ちを明るくしてくれたリオサンバに今年からは感謝しよう!

               

                    満開 リオサンバ 11月6日 


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meru

初めまして!
「リオサンバの蕾」と検索しましたらこちらのブログがヒットしまして,記事を読ませていただいてましたら、、、バドミントンで大けがなさったんですね〜! 本当に痛そうで心よりお見舞い申し上げます。今ではちゃんと歩くことができるようになりああ良かった〜砥ほっとしました。他人事ではありません。スポーツはしませんが無理をしないように,気をつけなくては、と思った次第です。ピアノは聴くのが大好きです。自己流で少しだけ弾けますが。。猫とバラが好き,で夫がテニス好き、圧力釜で御飯炊くなどという共通点を見つけてうれしくなりカキコさせていただきました。また見せていただきますね!ではでは
by meru (2008-06-11 14:13) 

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